今回のテーマは「自己肯定感を高める方法」です。
これまで、自己肯定感が低い状態について説明してきましたが、今回は「じゃあどうやって自己肯定感を高めればよいのか」についてお話します。
自己肯定感が低くて悩んでいる…という方に役立つ内容なのでぜひ最後までご覧ください。
動画で見たい方はこちらからご覧ください。
自己肯定感を高める方法
自己肯定感とは
自己肯定感とは、自分の能力ではなく、存在そのものを肯定する感覚のことです。「何が出来ても、出来なくても、自分は自分としてこの世界に存在しても良い」と思えている状態です。
能力の肯定ではないので、能力を高めることでは自己肯定感は高まりません。例えば、自分磨きをするとか仕事を成功させるとか、そういったことでは中々うまくいかないのです。
以前、別の動画で詳しく説明しているので、良かったら合わせてご覧ください。
自己肯定感を下げる危険な行動〜なぜ自己肯定感が上がらないのか〜
自己肯定感を高めるには
ではどうやって自己肯定感を高めればいいのか?
自己肯定感とは、自分の存在そのものの肯定ですから、能力を高めるのではなく、今存在している自分自身をありのまま肯定することが必要です。
自分を高めようとする、他の自分になろうとするのは、結局は今の自分の否定です。優れた自分になろうとするのではなく、今存在している自分を肯定する。それは、今この瞬間の自分自身のことです。
今この瞬間のあなたはどんな状態ですか? もちろん今はこの記事を読んでいる途中だと思いますが。ちょっと記事を読む手を止めて、あなた自身を観察してみてください。
あなたは今どんな状態でしょうか? 頭には何が浮かんでいますか? 等身大の自分をありのまま感じてみてください。
ありのままの自分を受け入れる
そのありのまま感じた自分を受け入れることが、自己肯定感を高めることに繋がります。
「自分を受け入れる」ってよく聞きますよね。けど、「どうしたらいいかわからない……」って悩んでいる方も非常に多いと思います。
自分を受け入れるということは、自分を何も変えず、ありのまま観察することです。
先ほどやったように、等身大の自分をただ見続けます。どんな自分も、「あぁ、そんな自分がいるな……」というふうに見続けるんです。
無理に褒める必要はない
よく「自分を受け入れるには、自分をたくさん褒めましょう」と伝えている方もいますが、自分を過剰に褒める必要はありません。無理やり褒めようとしても辛いだけです。
最初に説明した通り、「何が出来ても、出来なくても、自分は存在して良い」のです。無理やり自分の良いところを見つけて褒める必要がない。なにも出来なくても良いんですから。
ただ観察するだけで良いのです。変に歪めて捉える必要はありません。
自分を変えようと頑張りすぎない
次に大切なことは、自分を変えようと頑張りすぎないことです。自己否定の強い方は、すぐに自分を変えようとします。
「こういうところがダメだ。変えないと!」そうやって自分磨きに励む。周りから見ればその姿は、「頑張り屋ですごい!」と見られるでしょう。
しかしそれでは、ますます今の自分への自己否定が強まり、自己肯定感が下がってしまいます。今の自分に「ダメだ」と言い続けているわけですから当然ですよね。
「ダメだから変えよう」とすぐに自分磨きに励みたくなるのはわかりますが、自分磨きをする時間を減らして、ただありのままの自分と向き合うだけの時間を作ってもらいたいと思います。
ダメ出しする自分がいても良い
ただし、『ダメ出しする自分』がいること自体は悪いことではありません。ここが中々理解してもらえない部分なんですが…。
自分を受け入れるとは、自分を変えず、ありのまま観察することです。
自分の中に、『自分にダメ出しする自分』がいるのなら、それもありのまま観察すれば良いのです。
「ダメ出しする自分がいるなんて、私はまだまだ自分を受け入れられてない……」なんて落ち込む方もいますが、そんなことはありません。
ダメ出しする自分がいても良い。ダメ出しする自分がいることもあるがまま受け入れる。それが自分を受け入れることです。
どんな自分も自分なのだと、ただ見続けるだけで良いのです。
自分を見続けるエクササイズ
では、それを実際にどうやるのか。最後におすすめのエクササイズを紹介します。
自分をありのまま見続けるには、日記を書くことがおすすめです。
日記には自分の頭の中にあるものをすべて書き出します。
その中には、「サボりたい、甘えたい」といった思いもあれば、「そんなんじゃダメだ!もっと強く生きないと!」とダメ出しする思いもあるでしょう。
それらすべてを浮かんだまま書けば良いのです。「あぁ、そんな自分がいるな……」って。
文章が支離滅裂でも構いません。誰かに見られるものではないのですから。
日記は自分の思いを客観視できる道具です。自分が書いて自分が読む。それは自分との対話、コミュニケーションです。
それを続けることが、今存在している自分自身をありのまま肯定することです。
自己否定の強い方は、ジムに行くとか、自己啓発本を読むとかよりも、日記を書くほうが効果があります。
自分磨きに励む時間を減らし、その分を日記を書く時間にあててみてください。自己肯定感を高めるにはその方が近道です。
ぜひコツコツと続けてみてください。
自分と向き合うには勇気が必要
自分と向き合うには勇気が必要です。自分の中には、見たくないもの・向き合いたくない部分があるからです。
それは誰にでもあります。人の心の中には色んなものがありますから。汚くて醜い部分もあります。
そしてそんな自分を見たくないから、臭いものに蓋をするように封印してしまう…。それが自己否定に繋がっていくのです。
自分と向き合い続けるとは、そんな封印した醜い自分を解き放って見つめる作業でもあります。
無理をしすぎず、勇気を出して少しずつ封印を解き日記に書き出していってください。
終わりに あなたがあなたの良き理解者になる
本日は、自己肯定感を高める方法を紹介しました。
自己肯定感とは、今存在しているありのままの自分を肯定する気持ちです。「~が出来たら肯定できる!」といった条件付きの肯定ではありません。
ただありのままの自分を見続け、どんな自分も「あぁ、そんな自分がいるなぁ」と受け入れていってください。
それは『自分が自分の最大の理解者になる』ということです。
この世の中で、あなた以上にあなたの理解者になれる存在はいません。
日記で自分との対話を進めて、あなたがあなたの良き理解者になってあげてください。
そうすれば、自分磨きなどを頑張らなくても、自己肯定感は自然と高まっていきます。
何が出来ても、出来なくても、あなたはあなたです。あなたはありのままこの世の中に存在して良いのです。
どうかそのことを、あなたがあなたに伝えてあげてください。
あなたがあなたらしく生きていけることを、私も心から願っています。
では、本日の内容は以上です。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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